コーヒーは心臓に効果があるか⁉
第71回米国心臓病学会年次学術集会<3つの研究>
■毎日コーヒーを飲むことが
心臓の健康に大きく関わることが判明
1日に2〜3杯のコーヒーを飲むことが
「心臓病」や「心臓リズムの異常」のリスク軽減につながる可能性を発見。
さらにコーヒーを飲むことで寿命が
伸びることもわかった
Fromデータベース「UK バイオバンク」
10年以上にわたり50万人以上の参加者の
コーヒー消費量を調査
:「心臓リズムの異常」
:「心血管疾患」
:「心疾患関連による死亡」
:「その他の原因による死亡」との関連性について
調べるため、1日当たり「1杯まで」から「6杯以上」で
消費量を比較
※心臓の健康に影響を与えうる食事要因や、
参加者がコーヒーを飲む際にクリームや砂糖を加えるか⁉
どうか⁉については考慮されてなく、研究参加者は白人が
多く、実際の人口を反映したものではないということは
前提
※運動、アルコール、喫煙、糖尿病、高血圧の有無は考慮
⁼研究結果⁼
1つ目
:参加者の平均年齢は57歳
:男女比は同等
1日に2〜3杯のコーヒーを飲むと、
冠状動脈性心疾患、
心不全、
心臓リズムの異常、
または他の理由で死亡するリスク
これらが約10〜15%低下
⁼研究結果⁼
2つ目
心血管疾患の既往歴がある
34,279人が対象。
1日に2〜3杯のコーヒーを飲む人は、
コーヒーを全く飲まない人に比べて
死亡率が低くなった
さらに、消費量に関わらず、
コーヒーを飲むことで
心臓リズムの異常のリスクが
低くなることも分かった。
実際に、不整脈のあった24,111人は
コーヒーを飲むことで
死亡リスクが低下した。
⁼研究結果⁼
3つ目
「インスタントコーヒー」と
「挽き豆」
「カフェイン入り」と
「カフェイン抜き」で
それぞれデータを比較
心臓に与える影響を調査
この研究でも、
(インスタントと挽きの両方で)
1日2〜3杯のコーヒーが、
不整脈、
心臓の動脈閉塞、
脳卒中、
心不全のリスク低下という観点で
最も効果を得られることがわかった
デカフェのコーヒーは不整脈には
影響はなかったが
心不全を除く
心血管疾患を減少させた
※研究最終著者
ピーター・M・キスラー医師
メルボルン・アルフレッド病院
&ベイカー心臓・糖尿病研究所
コーヒーは心拍数を
早める作用がある為、
飲むことで特定の心疾患を
誘発したり、
悪化させてしまうことを
心配される方もいるが、
このデータは、
コーヒーの摂取を控えるよりも、
むしろ心疾患の有無にかかわらず、
健康的な食生活の一部として
取り入れるべきであることを
示している
これまでの常識を覆す研究により、
心疾患があっても
コーヒーを控える必要はない
ことは明らかになった
研究は、
コーヒーを飲むことは安全であり、
心臓病を患う人々にとって
健康的な食生活の一部となり得ることを示しています
From キスラー医師
適量のコーヒーを
毎日の生活に取り入れたいものです
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